
ようやくeBayの出品設定が終わって、「さあ、ここから出品ラッシュじゃ〜!」と肩を鳴らした矢先。
Twitter(X)を何気なく眺めていた僕の目に、こんな投稿が飛び込んできました。
「トランプがde minimisルール撤廃を本気で検討してるらしい」
……ん?
でみ…なに?
正直、その時点では「何それ? 美味しいの?」状態だった僕。
でもなんだかイヤな予感がして、すぐに調べ始めました。
調べてみて、震えました。
de minimis(デミニミス)ルールとは──
「800ドル以下の輸入商品に関税も消費税もかけませんよ」という神のような通関ルール。
つまり、eBay輸出でアメリカ向けに商品を売るとき、800ドル以下なら関税がかからない。
このルールがあるからこそ、
アメリカのバイヤーが安心して日本から商品を買ってくれていたわけです。
で、トランプさん。
それを「廃止するぞ」って言い出してる、と。
トランプの狙いは、中国発の激安通販「Temu」や「SHEIN」など。
大量にアメリカに荷物を送りつけてくる中国企業が、関税を回避して利益を得ている現状に対し、
「不公平だ! アメリカ国内産業を守れ!」
という、いかにもトランプらしい主張。
でもこれって──
僕たち日本のeBayセラーも、無関係じゃないんです。
なぜなら、
✅ 無在庫販売
✅ 個人・小規模事業者
✅ 少額・高回転型の商品
✅ 越境販売
これ、完全に「テンプレ化した中国セラー」と同じ構図じゃないか、と。
今は「中国だけが対象」みたいな空気だけど、
将来的に「日本からの個人発送も規制対象」となったら──
アメリカ向けeBay輸出は、いよいよ戦略の転換を迫られる。
設定が複雑でヘトヘトになって、ようやく出品できるようになったばかりの僕。
そんな僕に、まさか国際通商ルールという“ラスボス”が襲いかかってくるとは思ってもいませんでした。
「いや、まだ全然売ってへんのやぞ…」
まるで、ゲームのチュートリアル終わった瞬間に仕様が全部変わるような感覚。
eBayの出品って、ほんとに気を抜けない。
焦っても仕方ないので、ChatGPT先生と相談しながら、今後の方針を以下のように決めました:
✅ 1. $800以下の商品を中心に出品
de minimisルールが使えるうちは、この「800ドル以下の免税枠」を最大限に活用。
今はまだ使えるなら、ちゃんと使っていく。
✅ 2. DDP(関税前払い)配送方法も用意しておく
eBayでは「SpeedPAK(DDP対応)」など、関税前払いができる発送方法もあります。
これは「購入者が受け取り時に関税でビックリしないように」するための配慮でもあり、高額商品の安心材料になります。
✅ 3. 政治・経済ニュースもチェックするクセをつける
正直、「国際貿易のニュースなんて関係ないでしょ」と思ってました。
でも、eBayセラーは知らないと損する情報が山ほどあることを痛感。
ChatGPT先生に要点だけまとめてもらいながら、今後はアンテナを張っていく予定です。
設定でつまずき、英語でつまずき、次はトランプ関税。
「もうええわ、メルカリ帰る…」
そう思った瞬間も正直ありました。
でも、あのときの僕にはひとつの誓いがある。
“アメリカからドルをもぎ取る”と決めた日から、僕はもう戻れない。
だから今日も、ChatGPT先生と一緒に知識を仕入れ、設定を見直し、ドルへの復讐を続けています。
設定に苦しむ
英語に戸惑う
政治に振り回される
でも、それでもやる。
だってその先にあるのは、日本円じゃない。
ドルです。
そしてそのドルは、過去に僕がFXで失ったあの日の通貨。
だからこそ、諦めない。
アラフィフでも、英語が苦手でも、やり方さえ掴めば、アメリカからドルは取り返せる。